【かなわのあと】 『鉄輪』とは怨霊を題材とする謡曲である。夫に離別された女が,貴船社に丑の刻参りを果たし,火を灯した鉄輪を頭に載せた鬼のような形相の生霊となってその男の枕元に立ち,恨みを晴らそうしたが,陰陽師安倍晴明の祈祷により退散したという。この石標は,登場人物の男が住んでいたとされる地に因んで建てられた。なお,この地には鉄輪ノ井と名付けられた井戸があるが,謡曲『鉄輪』には出てこない。 Read more.
祈親上人が献じた祈親燈、白河天皇が献燈の「白河燈」が一千年来燃え続けている御廟前にあるお堂。万燈が堂を埋めて静かに揺らめき、幽玄な趣が心に迫ってきます。 Read more.
ネタっぽい名前で金沢21世紀美術館のトイレのことを指すが、れっきとした展示品。ピピロッティ・リスト作。トイレは誰もが必要とする浄化の場所。ピピロッティ・リストは、ここを神聖な場所と見立て、30cm四方の祭壇を設け、中にクリスタルと美術館をモデルとしたオブジェを配しました。オブジェには飲食物が体内で血液、涙、内臓組織へと変化する様を賛美するような映像と、排泄物に対しての感謝の言葉が投影されています。 Read more.